助産師

助産師というと出産の手助けをする人というイメージが大きいですが、妊娠中のアドバイスや新生児及び乳児のケア、また産前教育なども含まれます。

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助産師の勤務場所

助産師は病院だけでなく家庭でも業務を行うことができ、また助産所を開業することも可能です。現在は助産師の70%が病院に勤務し、ついで診療所が16%で、残りが助産所、養成・研究機関に勤めています。 実は、せっかく助産師資格を取得しても、産科に就職できず、看護師として働いている人が全国で約3900人と言われています。その反面、産科施設の7割強で助産師不足が起こっており、6700人もの不足数があるというデータもあるようです。

助産師の悩み

実際、助産師の中には、産科が閉鎖して新しい職場を見つけられなかったり、キャリアアップのためにもっと大きな病院で経験を積みたいと思っていても、転職活動が不十分だったり、病院以外で助産活動をしたくても、そういう情報がなかったり、と悩んでいる人は多いようです。

助産師と夜勤シフト

陣痛や出産は、いつはじまるかは誰にも予測できません。大体の予定はわかっても、その日になっても陣痛がこない場合もありますし、陣痛から出産までの時間も人それぞれです。そのため。産院や産科、助産院などでは常時24時間体制で対応しています。 助産師の勤務形態は一般的に、日勤、準夜勤と深夜勤のシフト制となっており、病院によって「日勤、深夜勤の2回交替制」もしくは「日勤、準夜勤、深夜勤の3交替制」をとっています。

夜勤の問題点

看護師も同じですが、夜勤は助産師の仕事でもハードです。まず昼夜逆転によって、睡眠不足や体調を崩しがちです。不定期に入る夜勤によって、うまく眠れなかったり、生活リズムが大幅に乱れてしまうせいです。家族との時間が持てない日もあるので、たとえば小さなお子さんのいる助産師だと、なかなか難しいかもしれません。

夜勤で働きたい場合

一方で、夜勤手当はけっこう高額なので、中には夜勤専門で働きたいという希望もあります。一般的に、夜勤専従は夜間シフトよりも心身に低負担だといわれています。不定期に夜勤が入るのではなく、昼夜逆転で一応生活パターンが安定するからです。パートやアルバイトの助産師でも夜勤は可能なので「夜に強い」という方にはお薦めです。

助産師の夜勤専従とは?

夜勤専従というのは文字通り、夜勤だけを担当する助産師ですが、常勤でも基本的にシフトを組んで夜勤を担当しているので、基本的な仕事の内容としては常勤と変りません。日中は介護などで働けないので夜間だけパートで働きたい、という方に向いています。

夜勤専従の必要性

常勤の助産師で「できれば夜間シフトは避けたい」という希望をもつ人は多いです。昼夜逆転で働かなくてはならないため、肉体的に大変ですし、夜勤が入ると生活リズムがどうしても乱れがちです。国でもそうした助産師や看護師のハードな労働内容改善に向けて動いていますが、実際、出産も病気も夜間だからといって待ってはくれないので、誰かは夜間を担当せざるを得ません。そこを専任で受け持つ人がいると、シフト全体に余裕が生まれてきます。

夜勤専従のメリット

夜勤だけを担当すれば、一定の睡眠時間は確保できるので、身体への負担も軽減できます。また夜勤手当がつくので、パートとしては高額な時給になります。「貯金をしたい」といった目的がある場合、一定期間を夜勤専従で働くという方法も考えられます。夜勤明けのあと昼くらいまで睡眠をとれば、昼からの時間が有効に使えるというのもメリットといえるかもしれません。

看護師や助産師専用の就職・転職サイトでは、「夜勤専従」限定の求人も見つけることができます。同じ条件で比較検討もできるので、便利ですね。もちろんエリア、報酬の希望額や、働く施設の規模など、その他の条件もクロスして調べることができます。専任のキャリアコンサルタントがつくサイトもあるので、夜勤専従の働き方について、不安などがあれば、気軽に質問してみてください。

助産師の夜勤バイト

残業や夜勤が多く、過重労働が問題視されている看護師、助産師の労働環境を改善するために、厚生労働省では、「看護師等の人材確保の促進に関する法律」を改正し、基本的な指針として「病院等に勤務する看護師等の処遇の改善に関する事項」の中で「夜勤負担の軽減」を打ちだしています。これによって、助産師1人あたりの労働量を減らす必要性が今まで以上に高まっています。こうした中、助産師の夜勤バイト求人も増加しています。

助産師の夜勤バイトの内容

とはいえ、はじめて夜勤のバイトに応募する時は、いろいろ不安も出てくるかと思います。基本的には、夜勤の仕事を覚えるまでは、日勤でのならし&引き継ぎ期間があるので、徐々に慣れていけばいいでしょう。経験者の場合は数回で夜勤へ入るケースもあります。不明点や気になる点があれば、確認してから応募しましょう。

助産師の夜勤バイトの報酬

病院によりますが、助産師より低めといわれる看護師の場合で、一回あたりの夜勤手当は25,000円円~40,000円です。首都圏は平均30,000円が相場です。またシフトによっても異なり、2交代制の場合は、夜勤一回あたりの手当てが決まっていて、3交代制の場合は、日勤の時給+深夜手当て、という形が多いようです。

シフト内容や報酬を含めて、細かいチェックを行っておきたいですね。助産師の就職・転職サイトに登録しておけば、先方に聞きにくい質問もコーディネーターが代わりに確認してくれますし、要望も伝えてもらえるので、納得したうえで働くことができます。いろいろな夜勤バイト情報が集まっているので、参考のためにもチェックしてみてください。

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